かつて徳一上人を中心として仏教が栄えた会津地域は、今なお日本五大仏都に数えられるほどに古刹名刹が残る土地です。特に会津美里町は、「会津」の地名の元となった言い伝えが残る、会津のはじまりの地。ぜひ立ち寄りたいスポットが満載です。
普⾨⼭ 弘安寺 (中⽥観⾳)
ガイドスポット滞在:約30分
会津ころり三観音の一つ「中田の観音様」と親しまれています。堂内には何事も念願かなうといれる「だきつき柱」あります。鎌倉中期に江川長者が一人娘・常姫の突然の死を悼み、その菩堤を弔う為に本尊を造ったといわれています。野口英世の母シカが息子の火傷の治療と立身出世を祈願し、月まいりをしたことでも知られる会津三十三観音の30番札所です。
問合/普門山 弘安寺 0242-78-2131
拝観時間/個人:月・水・金の10:00~ 団体:随時受付(いずれも要予約)
拝観料/500円
車で約5分
千歳桜 開花時期:4月中旬
滞在:約20分
新鶴地域米沢集落の農地内にある1本桜で、濃紅色の花と大きな樹形は遠くからでも眺めることが出来ます。樹齢約700年以上のベニヒガンザクラで、幹廻り約6m、高約14m、枝張り東西・南北に約10mの大木です。別名種蒔桜とも呼ばれ、開花を見て作物の種を蒔くといわれています。
文永10年(1273)この地の地頭が江川長者の娘・千歳(常姫)の供養の為、植えたと伝わります。
車で約5分
虎の尾桜 開花時期:4月下旬
ガイドスポット滞在:約40分(法用寺も含む)
会津五桜の一つで、法用寺観音堂前に植えられています。大同3年(808)に植えられたと伝わります。サトザクラの一種で、現在のものは古い親木が枯れてその後に根元から生じた木が代替わりしたものです。花は薄紅色の八重咲きで、おしべ先端だけ花弁化したもの形を虎の尾に見立てたことから名づけられたといわれています。
また、江川長者の娘・常姫がこの桜の花見に来て、この地の地頭の若様に一目ぼれし、恋の成就を遂げることなく死んだという悲恋の伝説も残っています。
4月下旬頃には「虎ノ尾茶会」が開催され、野点茶会を楽しめます。
雷電山 法用寺
滞在:約20分
会津で唯一、三重塔を持つ寺院で、養老4年(720)播磨(兵庫県)の徳道上人が建てたとされています。観音堂内の、観音像を安置する厨子は記年名のある会津最古の厨子として知られます。堂内には平安後期に作成された一木造りの金剛力士像も安置されており、いずれも国指定の重要文化財となっています。
TEL.0242-54-6090(福泉寺)
車で約10分
昼食(高田地域)
滞在:約1時間
車で約2分
宮川の千本桜 開花時期:4月下旬
滞在:約20分
大正3(1914)年の大洪水があり、堤防造成時に1,000本の桜が植えられたことからこの名が付いたと伝わります。
宮川を包むように植えられたソメイヨシノのアーケードで、磐梯山を背景に咲き誇る姿は、会津有数の桜の名所として知られています。
車で約2分
ちょっと足をのばして
向羽黒山城の桜 開花時期:4月下旬
ガイドスポット
会津の戦国武将葦名盛氏が8年をかけて築城した巨大な山城跡で、国指定史跡になっています。桜のほかにも、つつじやアジサイなど季節を通して様々な花が咲き誇ります。本丸麓まで大型バスで通行可能ですが、ハイキングにも適した人気の場所です。観光協会では、ボランティアガイドによる解説も行なっております。お気軽にお申込み下さい。