伊佐須美神社

神社仏閣

2000年の歴史を誇り、延喜式内社で名神大社に記されるなど古くから信仰の対象となった神社です。
当初は会津高原の天津嶽の山頂に鎮座していたとされ、博士山、明神ヶ岳と移転を繰り返し、欽明天皇13年(522)に高田南原の地に遷り、同21年(530)に現在地に遷座されました。

祭神である大毘古命(オオヒコノミコト)と建沼河別命(タケヌナカワワケノミコト)が相合ったため相津(会津)という地名が起こったとの伝説もあり会津総鎮守、奥州二宮、岩代一宮にもなっています。
歴代領主からも崇敬され、室町時代後期に芦名盛安から寄進された神輿は国重要文化財に指定されている他、会津藩の保科家の崇敬社となり数多くの社宝があります。

御田植祭は日本三田植に数えられ催馬楽、獅子追い、田植人形、など古来から伝わるもので福島県最古の形式を伝えています。

スポットデータ

住所 福島県大沼郡会津高田町宮林甲4377
地図
連絡先 伊佐須美神社 社務所
TEL / FAX TEL:0242-54-5050
/ FAX:0242-54-5052
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ウェブサイト http://isasumi.or.jp/

見どころ

花祝祭

開催日:毎年4月29日

伊佐須美神社のご神木「薄墨桜」の花びらを餅について、神前にお供えをする花祝祭は一千年の歴史を有する特殊な祭典で、氏子や参拝者にはその花びらが入った餅が振舞われます。

七夕祈願祭・御涼風鈴

三千個の風鈴に涼を愉しみ星々に願いを託す伊佐須美神社の長期間イベントとして3000個の風鈴やライトアップが神社を彩ります。
会津風鈴市、夏越大祓、御田植祭、いさすみさんで夕涼み、祈願祭・乞巧奠など開催され、たくさんの参拝者で賑わい、期間中は、短冊に願い事を書いて笹竹に下げていただけます。
毎年、期間限定のお守りや御朱印も人気です。
夏の大きなイベントの一つとして全国からたくさんのご参拝者で賑わいます。

節分祭

平安時代から宮中に伝わる追儺に由来するお祭りです。
御年役や氏子・崇敬者、厄除祈願者参列のもとで神事を行い、宮司が「豆打の儀」を行います。
同時刻より、福豆まき会場では追儺行事が執り行われ、黄金四ツ目の方相氏(ほうそうし)が疫鬼たちを追い払います。
また、破魔矢や福矢が放たれ、御年役たちによる福豆まきや福物抽選が行われます。

蓬莱島の鬼
伊佐須美神社で毎年2/3節分祭が執り行われます。
そこに登場するのは伊佐須美神社が大好きな『蓬莱島の鬼たち』
彼らは裕福な生活をし、人々に対して悪さをすることもない、それどころか『お前たちに施しをあげよう!』と人々に金品を振る舞う。
欲にまみれ贅沢三昧の鬼たちであるが伊佐須美神社の神様の前ではおとなしく、ひれ伏す。

宝物殿

国重要文化財に指定された朱漆金銅装神輿や県重要文化財の木造狛犬一対など、多数の宝物が収蔵展示されています。

開館時間:午前9時から午後4時まで
拝観料:大人300円 子供150円 
※団体割引 20名以上 1割引き

天海大僧正御手植の檜 別名「南光檜」

伊佐須美神社の本殿の東側にあり、天正6年(1571年)に帰省した天海大僧正が、母親の病気回復を祈願して植えられたと伝えられています。
品種はヒノキで推定年齢は450年(伝承)と言われています。
幹周約5mの大樹で福島県緑の文化財に指定されています。
※天海大僧正・・・現在の会津美里町に生まれたと言われ、徳川家康より三代にわたり、側近として仕え、没後に朝廷より慈眼大師の諡名を賜る。