先日、日本の伝統工芸に強い関心を持つアメリカ人の方を、わたくし増田と青木が本郷にご案内させていただきました。
向かったのは窯元さんの直売所や碍子の工場。
特に、私たちにとっても碍子の工場見学は初めて!
お邪魔させていただいたのは那須電機鉄工株式会社[会津工場]
※碍子とは、電柱や電線に取り付けてある、絶縁するための器具です。
ぜひお近くの電線をちょっとのぞき込んでみてください!
これらも実は磁器(やきもの)なんですよ。
普段は私たちの目線よりずっと上にある碍子、工場に行けばこんなにも間近に見られるんです!
なんだか不思議。。
工場見学では、原材料となる陶石の段階から製土-土練-成形-乾燥-施釉-焼成-検査-組立と
幾つもの工程を順々に巡っていきました。
やきものと言えば、やっぱり『窯』!!
ここでは70mを越える大きな窯が稼働。
ゆえにこんなに沢山の碍子を生産できるんですね。
ズラっと並ぶ姿に一同、感嘆の声。
普段では気に留めていなかったけれど
とてもお世話になっているモノ、人がこんなにもいるのですね。
さて、
工場見学を終えてお昼には「窯の里・いわたて」へ。
本郷焼に実際に触れていただき、使っていただける絶好の機会です!
皆さんもぜひ、本郷にお越しの際はお立ち寄りください♪
(※いわたてレストランでは本郷焼食器を選んでお食事に使っていただけます◎野菜バイキングもあり)
その後も窯元を巡り、本郷焼に触れていただきました。
見入る姿は真剣そのもの。
海外の方、といっても10年以上日本で生活されている
とのことで日本語はパーフェクト!
疑問に思われたことやご感想も丁寧に伝えてくださいました◎
中でも私が感激したのは
器を手にとって一言、
「とても気持ちのいい重さ(軽さ)ですね。」
と、優しくおっしゃったその表現。
私たち日本人が暮らしの中でふと感じているかもしれない感覚。
もしかすると、使うモノさえも消費していく場合には、
気にもとめていなかった感覚かもしれません。
改めて言葉にすると
改めて言葉を受け取ると
とても素敵な響きに感じられました。
行く行くは「日本の伝統工芸を世界に向けて紹介・発信をおこなっていきたい」と
ご本人の夢もお聞かせくださいました。
海を超えて、本郷焼の魅力や
それを扱う人の”暮らし”の魅力までもが広がっていくと素敵ですね。
その時はぜひ、ご一緒したいと
夢をお裾わけしていただいた気分の、刺激あふれる一日でした◎
これからも、
もっともっと様々な方に魅力をご案内していきたい!
本郷焼に触れた方々のお声も聞いていきたいと思います。
…まだ本郷焼をご存知ない方はぜひ!
この夏、せと市へ遊びにきてくださいね^^ →せと市2011情報はコチラから!