2021.03.30

オンライン環境整備サポートデスク 開催レポート

コロナ禍は、私たちの日常生活にも多くの変化をもたらし、三密防止、外出自粛の要請も相まって、さまざまな社会活動や組織活動のオンライン化が進んでいます。特に、「Zoom」等のビデオ会議ツールは、個人のみならずビジネスでもオンライン上のコミュニケーションに必要不可欠なものとなり、観光面においても、ビデオ会議ツールを介したオンラインバーチャルツアー等が世界中で企画されているなど、新たな情報発信手段として有効活用されはじめています。

そこで、今後Zoom等のオンラインビデオ会議ツールを新たな観光情報発信のためのコミュニケーション手段として活用していただくため、3月23日(火)会津美里町役場本庁舎(じげんプラザ)にてあいづみさと観光百人衆を中心としたみなさんに向けて、オンライン環境整備のためのサポートデスクを開設。現状の環境についてのヒアリング、Zoom入門レクチャー、アプリのダウンロードからアカウント登録の手順、そして、個人のニーズに合わせた活用事例の紹介までトータルでサポートを実施いたしました。

Zoomを使用する7つのメリット

当日参加してくださったのは、「Zoomの名前を初めて聞いた」というビギナーさん、「すでに利用したことがあり、今後自分でも会議を開催したい」という4名のみなさん。

そもそもZoomってどういうツールなのでしょう? Zoomとは、アメリカのカリフォルニア州に本社を置く「Zoom Video Communications」が提供するWEB会議サービスのこと。2013年1月のサービス開始以来、順調にユーザー数を伸ばすなか、新型コロナウイルスの影響でユーザーが世界的に急増。2019年12月時点の月間アクティブユーザー数が1,000万人だったのに対して、2020年の3月時点では、1日の会議参加者数がなんと2億人に達したそう。

では、どうしてZoomのユーザー数がここまで膨れ上がったのでしょう? Zoomがほかのサービスよりも優れた7つのメリットは、こちら。

①誰でもワンクリックで簡単に参加できる

Zoomは事前にアプリをダウンロードしておけば、誰でもワンクリックで簡単に参加をすることができます。事前に何か登録をしたり、アカウントを作成したりする必要はありません。

②どのデバイスからでも安定して接続できる

PCはもちろん、スマホやタブレットなど、どのデバイスからでも安定して接続できます。OS も Windows とMac どちらもOK。さらに、もともと複数の人が参加する会議で利用することを想定しているため、データ通信量が少ないというのも嬉しいポイント。

③ワンクリックで簡単に録画できる

例えば、ミーティングの内容を録画し、欠席者に後で見てもらうことも可能です。

④さまざまな画面を参加者に共有できる

PowerPoint やPDF 、動画、そして手元のブラウザなど、自らの画面を共有することができます。

⑤背景画像を自由に設定できる

モニターの背景に自分の好きな画像を設定することができます。例えば、自宅からミーティングに参加する場合、背景にプライベートな生活の様子が映ってしまうというような事態を避けることができます。

⑥参加者と多彩なコミュニケーションを取ることができる

Zoomにはチャットや投票、反応といった参加者とコミュニケーションを取るための多用な機能があります。例えば、参加者がチャットで質問したり、事前に投票アンケートを作成して次回の会議の日程調整をしたり。さらに、拍手マークや OK マークなどのスタンプが用意されており、参加者からワンクリックでリアクションをもらうこともできます。

⑦豊富な機能をほとんど無料で使うことができる

これまで紹介した機能はすべて無料で使うことができるため、ビジネスはもちろん、プライベートにも活用できます。

無料版は接続時間が40分という制限があるものの、使える機能は豊富。まずは試してみる価値ありです。

実際にダウンロードしてみる

Zoomについて学んだところで、いざ実践へ。まずは、参加者ご自身のPCやスマホ、タブレットにアプリをダウンロードしていただきます。そして、運営側で発行したミーティングのURLをクリックすれば、無事にログイン完了。

運営側からの画面共有でZoomの動作をチェック。共有機能を使って、先日の日本国際観光映像祭で日本部門のオフィシャル作品にノミネートされた映像『ほのぼの旅する会津美里』や、2月に開催した高田地域のツアーイベントのダイジェスト動画を鑑賞いただきました。

使い心地を体験した参加者のみなさんは、「初めてでも意外と簡単ですね!」「〇〇の操作ってどうやるの?」など、興味津々。さらに、参加者それぞれのニーズに合わせたZoomの活用事例を紹介。例えば、ご職業が牧師だという参加者さんには、賛美歌や聖書を画面共有しながら行う「オンライン礼拝」。神社の職員さんには、普段なかなか見られない儀式の様子が間近で見られる「オンライン儀式」の事例など。他にも、「オンライン自治会」「オンライン同窓会」「オンライン写真展」など、Zoomを使えば活動の幅がぐっと広がります。

いかがでしたか? 今回、参加者さんに配布したZoom入門マニュアルは、以下から公開もしていますので、ぜひダウンロードして情報発信や地域内コミュニケーションにご活用ください。

Zoom入門マニュアルのダウンロードはこちら

文:『会津美里の日々』編集室

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