宝暦年鑑に初代閑山が作陶を始め、以来280年にわたり作陶を生業としてきた閑山窯。工房は地下。歴史を感じられ、秘密基地のような雰囲気のある造りにワクワクしてしまいます。器は、光沢のあるものやないもの、ざらざらした手触りのもの、いくつか穴を空けているもの、花形にしたものなど、多種多様です。ものづくりへの好奇心が溢れる窯元です。

ろくろは難しい。そんなイメージを持っていませんか？閑山窯のろくろは、正座や胡坐で引くタイプ。足に腕を乗せて引けるので、安定感があります。教えてくださるのは、手代木崇さん。言葉は多くありませんが、丁寧に優しく教えてくれます。基本は自分でチャレンジしてみて、難しい所や修正は手代木さんがお手伝い。片口にしたい、お花のような器にしたい等々、希望に沿った器の形に、導いてくれます。粘土は１kg。大き目のものなら１つ、お茶碗サイズなら２つまで作れます。焼き上がりまでは、2～3か月程度。釉薬の色は、おまかせで。ゆったりと、焼き上がりを楽しみに待ちましょう。

◆こんな人におすすめ：おひとりさま、カップル、ご夫婦、少人数グループ