何かと伝統行事の多い、年末年始。
1月も中旬を迎えた先週末、会津の各地区では『歳の神(さいのかみ)』が行われました!
しめ縄やダルマ、起き上がり小法師など…それまでしっかり役目を果たしてくれた縁起物たちを持ち寄って、火に投じるもの。
地域によって呼び方が随分ちがいますよね(..)!
メジャーなもので「左義長(さぎちょう)」。
私、スタッフが生まれ育った地域では「どんど焼き」、「おとんどさん」なんて聞いた記憶も。。
その『歳の神』が会津本郷地区各地でも行われると聞いて、駆けつけてきました!
まさに、ホットな”本郷の冬”をお届けです◎
もちろん、昨年一年頑張ってくれた風車や小法師たちも持参!
徐々にあたり一帯が薄暗くなっていく午後5時すぎ。
大体の場所はわかっているつもりだけど…と田んぼ沿いの道を歩いていると、あちこちから煙が上がっていることに気づきます(゜.゜)!
その正体が見えてきた瞬間、
雪の中に、あたたかな、しかしそれでいて力強い炎の色、ゆらめきに釘づけです。
雪の真っ白な景色と燃え上っていく炎がとても幻想的ですね。
思わず、感動です。
そして、さすがやきものの町!中心の炎へ向かう途中には
本郷焼でできた”瓦灯(がとう)”が設置されてありました!
伝統的な行事に、地元の伝統工芸・産業が顔を見せるというのは、
自然なようで、やはり誇らしいもの。
産地であるだけに、気張らず、この町に”馴染んでいる”ということも、魅力のひとつです。
そして、やきもの・炎の町、会津本郷では「炎」をみると連想が膨らむのか
「この火で本郷焼も焼いちゃえばいいのに~」なんて冗談も聞こえてきました。笑
そんな声を耳にしながら我々も縁起物を火の中へ投入!
炎の勢いも強くなってきた頃、地域の方々もこぞって集結。
ふと気づくと、いつの間にか炎を囲む大きな輪ができあがっているではありませんか!
炎の周りでは、外気温とは正反対に「熱~い!!」という声が響きます。
そんな皆さんが持参されているのは、オリジナルの”さお”。
そのさおの先には・・・
香ばし~い美味しそうな香りを漂わす、お餅やスルメ!!!
歳の神の醍醐味ともいうんでしょうか。
歳の神の火であぶって食べることに意味やご利益があるんですよね◎
会場で振舞われていた”甘酒”も合わさると…もう、格別!でしょうね^^
それにしても、この甘酒ブースにおかれた灯火もとっても雰囲気があります◎
あまりに素敵な雰囲気にスタッフも楽しくなってしまい・・・
勢いよく、雪にダイブ!!!笑
本郷の冬を満喫する心意気の表れですね^^!
何はともあれ・・・
今年も一年、無病息災を祈って。
消防団の皆様も、お疲れ様でしたm(__)m!
これからも、【本郷の冬】の様々な表情をお届けいたします◎
ご期待ください♪