国指定重要無形民俗文化財
伊佐須美神社【御田植祭】
日本三田植の1つに挙げられいる、伊佐須美神社【御田植祭】
伊勢の朝田、熱田の夕田と並び、高田の昼田と称されて、古くから伝統行事として受け継がれ、
それまで、静粛を保ってきた神域がお囃子に興じる老若男女で3日間、賑わいます。
目玉の一つでもある地元の子供たちによる【獅子追い】は神輿渡行で神様がお通りになられる道を清めるために
御田神社までの長い道のりを全力で駆け巡る行事です。子供たちの雄叫びが町中に響き渡り、
現代ではあまり見ることのできない珍しい光景を目の当たりにすることができます。ぜひご来場お待ちしております。
【行事日程】
■7月11日
🌾午後5時00分 (伊佐須美神社)
御田植祭大祓
宵宮祭
🌾午後5時30分 (伊佐須美神社)
太鼓台宮登
太鼓台お囃子 芽の輪くぐり
■7月12日
🌾午前6時00分(古御田神社)※会津西陵高校グラウンド内
古御田神社例祭
🌾午前9時30分(伊佐須美神社)
御田植祭神幸祭
獅子追童子 出発(伊~御)
🌾午前10時30分(伊佐須美神社)
佐布川早乙女踊り奉納
🌾午前12時30分(伊佐須美神社)
発輿祭
神輿渡御 出発(伊~御)
🌾道中(御駐輦所)※JA会津よつば高田支店前
御駐輦
🌾午後3時00分(御田神社)※会津高田駅前
神田祭
田植式
佐布川早乙女踊り奉納
神輿渡御出発(御~伊)
🌾午後4時00分(伊佐須美神社)
還御祭
■7月13日
🌾午前5時(御田神社)※会津高田駅前
早苗直祭
🌾午前10時(伊佐須美神社)
早苗振祭
【御田植祭】
○7月12日 獅子追神事
獅子・牛・馬・鹿の仮面を先頭に、群童が御本社を三度廻った後に御田神社を目指して繰り出してゆきます。
○7月12日佐布川早乙女踊奉納
早乙女踊は、佐布川地区の農家の長男にだけ伝えられる伝統芸能として全国的にも有名なものであります。
普段は勇ましい長男が、絣の着物に赤い前掛、手甲・脚絆を付赤い襷をきりりと結びか笠をかぶれば、早乙女に早変わり。
えんぶりと共にたおやかに踊るその姿は女性顔負けでユーモラスながらも優雅なものでございます。
○7月12日神輿渡御行列
御田植祭の午後になると、二百余名の供奉する神輿渡御行列が、田植式を行う御田神社まで繰り出します。
道中では「大明神の召さふとて繋ぎ置きたる御座船」と始まる催馬楽が謳われます。これは、古代の田植の模様を伝える歌謡として文化史的に注目を集めているものであります。
○7月12日田植式 御田神社
御田神社に神輿が着くと、御正作田に早苗を植える田植式が厳かに執り行われます。田の神様神子人形が、御正作田を廻って祓い清めた後に、早乙女達が田植を奉仕します。
御田神社での祭典を終え、神輿が御本社まで還御されるのがおよそ午後四時。日はまだまだ高く輝き、昼田植と称される所以となっております。
※伊佐須美神社公式HPより