みなさん、こんにちは。
今日は国指定重要文化財とされている会津美里町の新鶴村の
常福院薬師堂(田子薬師堂)をご紹介致します。
常福院薬師堂は通称「田子薬師」ともいわれ、鎌倉初期に当時この地に勢力を誇っていた
田子道宥という長者が、飛騨の内匠に命じて造らせたものと伝えられています。
お堂は入母屋造り旧宝形造で、方一間の鏡天井や、化粧屋根裏を特徴とする唐様の
優れた建築物です。
地方稀に見る仏堂とされ、反りの深い屋根、深い軒の出、扇垂木は一本のくさびで止められています。
本尊である木造田子薬師如来坐像は、座高174cmの大坐像です。
日光菩薩・月光菩薩・四天王・十二神将を共に従え、荘厳華麗です。
右手は人々から恐れや不安を取り除くための印である「施無畏印」の形をとり、
左手には薬壺を持っています。
穏やかな表情は人々の心をひきつけています。
みなさんもぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
場所はこちらのマップをご覧下さい。
[常福院 田子薬師堂交通/JR只見線 新鶴駅下車、徒歩10分