毎年1月7日に、雀林地区では『へびの御年始』という伝統行事が行われます。
明治初期ごろから始まり、100年以上伝えられて来た会津美里町を代表するお正月の行事です。

みなさんは法用寺に行ったことはありますか?会津で最も古い天台宗の名刹です。
その法用寺の仁王門に、藁で作られた大きな蛇が祀られているのはご存じでしょうか。
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そのむかし、用水不足に窮した雀林地区の人々は、龍蔵神社(現在の意加美神社)に五龍王神(水の神様)をお祀りしましたが、この龍を模して藁の大蛇(約7m)を作り、仁王門に飾ってお参りするようになったのが『へびの御年始』の始まりです。
水の恵みに加え、五穀豊穣や無病息災を祈願する、全国的にも珍しい行事です。

『へびの御年始』は1月7日の朝から始まります。

子供たちが仁王門から藁の蛇を下ろし、それを担いで太鼓拍子と共に鬨の声を上げながら地域の家々をまわります。
子供たちが訪れた家の人々は、藁の蛇に頭を噛んでもらいます。
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子供たちが地域をまわっている間に、大人たちは新しい蛇を作ります。
蛇は毎年、雄と雌が交互に作られます。(2012年は雄でした)
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そして地域をまわってきた古い藁の蛇は、門前で燃やされます。
ここまでが終わると、人々は新しく奉納された藁の大蛇に詣でます。
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2013年は巳年。
縁起をかつぎに、『へびの御年始』を見にいらしてみてはいかがでしょうか。

法用寺へのアクセス
■電車をご利用の場合:JR只見線根岸駅下車 徒歩約30分
■お車をご利用の場合:会津若松ICより約20分、新鶴スマートIC(ETC専用)より約15分

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新鶴温泉健康センター(年中無休)
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■両施設併設、法用寺より車で5分/徒歩20分

Published On: 2012年12月29日Categories: お知らせTags: ,

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