会津本郷焼の起こりは古く、文禄(1593年)に城主蒲生氏郷が会津領主
となってからで、若松城の大改修を行うに当たって、城郭の屋根を瓦葺き
するため播磨国(兵庫)から瓦工を招き、黒瓦を製造したのが始まりとされ
ています。
本日は、町有形文化財に指定されている「鬼瓦」をご紹介いたします。
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画像は、明暦年代(1655~1657)の作と伝えられています。

「鬼瓦」とは、屋根の頂にある大棟(おおむね)の両端や降棟(くだりむね)
隅棟(すみむね)の端に飾られる瓦で、表面に鬼面がつけられるので「鬼瓦」
といわれます。
中国や朝鮮、日本で古くから魔除け、厄除けとしてつけられてきました。
7世紀の「鬼瓦」は、鬼面がつかずに蓮華文という物が飾られるのが一般
的でしたが、8世紀から鬼面のつくものが主流を占めました。

画像の「鬼瓦」はインフォメーションセンター2階、会津本郷焼資料館に
展示されています。さらに窯の美里「いわたて」1階で、会津本郷焼「鬼瓦」
携帯ストラップを販売しております。ぜひぜひインフォメーションセンターと
「いわたて」にいらしてください。

Published On: 2009年5月15日Categories: お知らせTags: ,

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