会津美里町には、会津地方唯一の三重塔で有名な法用寺があります。
法用寺境内にある観音堂は、会津三十三観音札所の一つで、この観音堂前に会津五桜の一つである「虎の尾桜」が、東側に低く張り出し、虎が横たわる姿で異彩を放っています。花期は遅く、4月下旬から見ごろであり、花と葉が同時に開きながら花は3cmくらいの大きさにもなり、花びらは5~6枚で半八重と淡い紅色で、終わりになるにつれ紅が濃くなり、雄しべの変化したものが花の中央から出てきます。
このような重弁になる花の形から、「虎の尾」と見立てる説もあります。
4月下旬が見ごろであることから、今週の26日(日)には虎の尾桜の下で、地元の保存会等で「野点茶会」が開催されます。
古木として歴史ある桜の下で、お茶を嗜んでみてはいかがですか。